2005年06月30日

図書館再見

先日、久しぶりに図書館に出かけて貸し出しカードの更新をしました。

改めて館内を散策して、その充実振りに驚きました。

私は基本的に物を借りるのが好きではないので、最近は足が遠のいていたのですが(高校生のときは、よく利用していました)、賢く利用したら生活がとても豊かになるのではないか、となんだか新しい発見をしたようで、楽しい気分になってきました。

高価でなかなか手をだすことが出来なかった本を気軽に借りて読むことが出来る、というのも大きな魅力ですが、もう絶版(有名な作品でも、結構簡単に入手困難になるものです)になっている本が何気なく揃っていたり、存在を知らなかった面白そうな本と出会えたり、「これを利用しない手はない!」と思いました。

利用者の暗黙の了解的なマナーが少し壊れかけているような部分が多少気になりましたが、このような場所はなくならないで欲しいな、と思いました。

貸し出し制限がありますし、一気に借りても読みきれないので、「次は、あれを借りよう」と目をつけて帰ってきました。

雨の休日には、街の図書館に出かけてみるのもいいかもしれません。


ボサノヴァの歴史
ボサノヴァの歴史


ボサノヴァの歴史外伝 パジャマを着た神様
ボサノヴァの歴史外伝 パジャマを着た神様


こんな本も置いてありました。
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2005年06月23日

Henryk Gorecki / Symphony No.3 『悲歌のシンフォニー』

Henryk Gorecki: Symphony No. 3

嘆きと祈り。

イギリスのラジオ局が繰り返し流したことを切っ掛けに、90年代に大ヒットしたそうです。丁度、グレゴリオ聖歌がヒットしていた時期と同じくらいでしょうか?

重厚なオーケストラと歌(ソプラノ)が、ゆっくりとよせてはかえす、という感じの作品で、外界から隔絶された時と空間を作り出すような音楽です。

ポーランド語で歌われているのですが、このCDには英語訳がついていました。音楽を聴く際には余り歌詞は気にしないのですが、こういう作品はどういったことが歌われているのか気になります。英語は苦手なのですが、ポーランド語は全くわからないので・・・このアルバムは日本盤も出ていたようなのですが、現在は入手が難しそうです。


第一楽章

母親が、傷を負って死にかけている息子を抱いて

My son,my chosen and beloved
Share your wounds with your mother...


第二楽章

ナチスの秘密警察の独房の壁に残された、少女の手記

No,Mother,do not weep...


第三楽章

息子を失った母親の嘆きの歌

Where has he gone
My dearest son?


これだけだと、ただただ悲しい暗い曲のように思えるかもしれませんが、日が差し込んでくるような優しさ、穏やかさも感じます。

PJハーヴェイがBBCラジオでこの曲を聴いて、心動かされて思わずラジオ局に電話をかけて曲名を確かめた、というエピソードを何かで読んだ記憶があります。
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2005年06月06日

The Blue Nile / Peace At Last

Peace at Last

クールな肌触りが特徴的な彼らのアルバム(4枚しかないのですが)の中では、声と暖かみのあるアコースティックな響きが前面に出ているという点で珍しいアルバムです。

タイトルからも窺えるように、日々の生活の中で、ふと立ち止まり、思う・・・という感じの短編小説のような曲が並んでいます。

特別過酷な人生を送っている人でなくとも、何の不安もなかった子供時代(それ自体、子供ではなくなった人間の幻想なのかもしれませんが)を思い返し、当時のような心の平安(それは実は、当時接した映画や小説の中にしかなかったものなのかもしれないけれども)を求めるということがあるのではないでしょうか。

子供時代云々というのは、一つの例えであって、特にそういう内容のことが歌われているということではないのですが。ラブソングではあっても、巷に溢れる刹那的なものとは一線を画するものだと思います。

歌詞にはキリスト教的な世界観が反映されていますが、そのようなバックグラウンドを持たない私にとっても、それが障害になって理解できない・・・ということはありません。なにか具体的な願望の成就を求めるということではなく、大きな存在の慈愛を求めるような、淡い祈りのような気持ち。

私はこれらの歌の主人公に比べると、随分年齢も人生経験も浅いであろうと思われますが、年齢を重ねるにつれて感じ方の変わるアルバムであると思います。長い付き合いになりそうです。
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2005年06月04日

読書の周辺

読書をする人は沢山居ると思いますが、皆さん、自分なりのこだわり読書スタイルはありますか?私の場合は、まず作務衣に着替え、うがい手水に身を清め・・・というのは嘘。

いつも思うことは「こうすれば頭が澄み渡り、心も落ち着いて、次から次へと本を我がものにすることができる・・・」というスタイルはないものか・・・ということ。良いアイディアはないでしょうか・・・?貴方は、どのようなスタイルで本を読みますか??

私の場合は・・・最初はデスクに向かい、姿勢を正して本をひろげていることが多いのですが、いつのまにやら椅子を後ろの方までずらして、高さを一番低いところまで下げ、足をデスクの上に放り上げ、しかもずり落ちそうなところまで腰の位置をずらしているので、床に転落しないことの方に注意を傾ける余り、本の内容は一向に頭に入ってこない・・・或いは、床に転がって、とにかく何か高低差のあるものに足を引っ掛け、そのうえ身体をねじった状態でいるので、本を読もうにも居心地の悪さに頭は空転するばかり・・・という有様。

と、こんな馬鹿らしい話をしているのは、イタロ・カルヴィーノの「冬の夜ひとりの旅人が」という本を読み始めたところ、「本を読むのに理想的な姿勢というのはなかなか見つけにくいものだ」とあり、「足を高くしておくというのが読書を楽しむ第一条件だからだ」という文章に続いて「脚をのばして、クッションの上に、またはクッションを二つかさねにした上に、長いすの肘かけの上に、ソファーの腕に、ティー・テーブルの上に、書物机の上に、ピアノの上に、あるいは地球儀の上に、足をのせなさい。」と書いてあるのを発見し、意外と自分以外の人も読書の姿勢に苦労しているのだろうか・・・と思ったから・・・

「燭台は高きに置け」とバイブルに在るというのは、太宰治の小説で知ったことなのですが(確認はしていません)、「(読書をするときには)足は高きに置け」という教えを、今回カルヴィーノの小説で得ることが出来ました(私は正しかった?)。

もちろん、この本は延々とこんなことが書いてあるわけではなく、錯綜する断片的な物語と読書体験がリンクし、新しい読書感を得ることができる小説・・・なのだと思います。というのは、姿勢の探求に専念する余り、なかなか読み進むことが出来ないから・・・きっと、とても面白い小説に違いないのですが・・・

読書のお供として、飲み物を用意するのも良いかもしれません。ハーブティーなんかよさそうです。それとも、イギリスの作家には紅茶、フランスの作家にはカフェオレ、カルヴィーノはイタリアの作家なので、カプチーノが良いのでしょうか。

カプチーノといえば、伊藤園の缶コーヒーのカプチーノは、シナモンの風味が絶妙で大層お気に入りだったのに、最近見かけなくなってしまいました。製造中止なのでしょうか?とても悲しい。缶コーヒー特有の嫌な後味がなくて、すっきり美味しいお勧めの一品です(でした)。

また、本を読んでいると、お腹がすいてくるかもしれません。食べ物は、ゆでたカニとか、カレーうどんは避けたいところです。柿を剥いて一口サイズに切ったものに楊枝を刺したものでも準備して・・・

音楽はかけますか?何をかけましょう??静かめのクラシックなどを・・・ピアノ曲なんかいかがでしょう。

その前に、部屋が散らかっていると気が散って仕方がないので、まず部屋を片付けて・・・

時間を有効に使う為にも、洗濯機も廻しておきましょう・・・

ああ、洗濯が終わってしまった・・・干さなくては・・・

やっぱり、音が聞こえてくると本に集中できないので、耳栓をして・・・

ついでにアイマスクもして・・・

zzz・・・

このように読書とは、大変な難事業であることが改めて確認されました。


冬の夜ひとりの旅人が
冬の夜ひとりの旅人が
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