2005年06月06日

The Blue Nile / Peace At Last

Peace at Last

クールな肌触りが特徴的な彼らのアルバム(4枚しかないのですが)の中では、声と暖かみのあるアコースティックな響きが前面に出ているという点で珍しいアルバムです。

タイトルからも窺えるように、日々の生活の中で、ふと立ち止まり、思う・・・という感じの短編小説のような曲が並んでいます。

特別過酷な人生を送っている人でなくとも、何の不安もなかった子供時代(それ自体、子供ではなくなった人間の幻想なのかもしれませんが)を思い返し、当時のような心の平安(それは実は、当時接した映画や小説の中にしかなかったものなのかもしれないけれども)を求めるということがあるのではないでしょうか。

子供時代云々というのは、一つの例えであって、特にそういう内容のことが歌われているということではないのですが。ラブソングではあっても、巷に溢れる刹那的なものとは一線を画するものだと思います。

歌詞にはキリスト教的な世界観が反映されていますが、そのようなバックグラウンドを持たない私にとっても、それが障害になって理解できない・・・ということはありません。なにか具体的な願望の成就を求めるということではなく、大きな存在の慈愛を求めるような、淡い祈りのような気持ち。

私はこれらの歌の主人公に比べると、随分年齢も人生経験も浅いであろうと思われますが、年齢を重ねるにつれて感じ方の変わるアルバムであると思います。長い付き合いになりそうです。
posted by siesta at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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