2005年04月05日

Friction / Skin Deep

音と音の間に隙間が多く、そこになにやら不穏な空気が充満している。前作「軋轢」をはじめ、ライブ盤も含め全てが名盤であり、それぞれが繋がり(連続性)を感じさせつつ、それぞれの作品に独自の魅力があるのですが、当時リアルタイムでFrictionを追いかけていたファンは、この作品がでたときどのような感想を持ったのでしょうか。

当時の音楽的状況を考えると(または、ライブに熱心に通っていたようなファンには)、意外と違和感なく受け入れられたのかもしれませんが、前作「軋轢」や、その当時のライブ録音と比べると、随分と音楽性が変化しているように感じます。

殆ど(全て)の曲がミドルテンポ。不穏で金属的なSEが挿入され、ギターはファンキーなカッティングを聴かせる場面もあるものの、殆どがノイズ的というか、これもまたSE的な役割が殆ど。空気を震わせるベースの存在感が強烈。ベースとパーカッションが音楽の根幹を成しており、それらの上を、シェイプアップされ研ぎ澄まされた言葉(ヴォーカル)が泳ぐ。

それにしても、音楽全体に強度と深みを与えているベース。ビートを作り出しながらも、不規則(というわけでもないのでしょうが)に動き回るそのベースラインの裏には、強烈な意識、意思を感じます。

ジャケットも格好いいです。Amazonに写真がないので、載せることが出来ないのが残念。

もし可能ならば、この作品のリミックス(陰影を際立たせるような、リマスタリング的な意味での)を聴いてみたいものです。このもやがかかったような空気感あってこそなのかもしれませんが。
posted by siesta at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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