2005年04月19日

Arto Lindsay / Salt

ソルトプラス(2)

甘美でありながら刺激的でもある。先鋭性と伝統的要素が同居し、洗練された優美な全体像を構築する。アート・リンゼイの作品の中でも、これほどラテン的な要素が表面に出たものは珍しいのではないでしょうか。艶があります。

アレンジは現代的であるけれども、時代が流れて色あせるような種類のものではありません。現代にいて音楽を作っているのだから、現代性を反映させるのは極自然なことです。しかし、安易になんでも取り入れると、あっという間に陳腐なものになってしまうという危険性もあります。それを見抜く審美眼というか、バランス感覚というか。そして、前衛的な要素とポップ・ミュージック的な要素のバランス。その絶妙さには唸るしかありません。別に計算して音楽を作っているわけではなく、自分の感覚に心地良い音楽を作っているだけだと思うのですが。

相棒のメルヴィン・ギブスも相変らず素晴らしい仕事をしています。

惚れ惚れするようなアルバムです。
posted by siesta at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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