2005年04月27日

Marc Ribot / Saints

Saints

アルバート・アイラーからThe Beatlesまで。ソロギターによるアルバム。

聴きようによっては、ギターによる戯れ、暇な時に部屋でギターを気ままに爪弾いている風景をパッケージにしただけ、というように思えるかもしれません。

或いは、それもあながち間違いとはいえないかもしれませんが、正確な再現とか構築を目的としないというのは、考え方によっては非常に厳しい条件でもあります。

ギター一本で、どのラインを選ぶか。或いは本来は鳴っていないはずの第三の旋律を拾い上げるか。構成は?原曲をモチーフにいかにしてオリジナルの表現に昇華させるか。というよりも、ギター一本しかないのだから、どう演奏してもオリジナルにしか成りようがないのだけれど。では、どのような基準を置くか。原曲に近いほどOKというような、わかりやすい基準はない。曖昧なところから、自らの意識、意思によってイメージを具現化する。

ひょっとすると、そこまで深く考えていないのかもしれないし、滅茶苦茶練りに練った結果なのかもしれません。そこを読みぬくほどの能力は私にはありませんが、ぎこちなく聴こえるなかで、叙情的でブルージーな響きにハッとさせられる場面もあり、決して親切な音楽ではないけれど、聴くたびに味わいが増していくような作品です。

これもまた、一つのBluesなのだと思います。
posted by siesta at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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