2005年05月15日

The Blue Nile / Hats

Hats

夜がよく似合う。と書いたところで考えたのですが、夜とは?何故、夜に似合うと思うのか?

夜・・・一日のお終い・・・静けさ・・・微熱のような疲れとやすらぎ・・・夜、それぞれの夜・・・わからなくなってきました。暴走族の夜・・・には、もちろん似合いません・・・

私は単純な人間なので、このジャケットからの連想で思い込んでいるだけのような気がしてきました・・・

しかし、このアルバム7曲中「The Downtown Lights」「Let's Go Out Tonight」「Headlights on the Parade」「From a Late Night Train」「Saturday Night」5曲!も夜を連想させるタイトルがあります。

やはり、彼らの音楽には夜のベールがよく似合う。

ミュージシャンズ・ミュージシャン的な存在であり、音楽評論家からも大変評価が高い存在なのですが、最初に聴いた時はどうしてそこまで評価が高いのか分かりませんでした。悪いと思ったわけではないのですが。しかし数年寝かした後、最近になってふと聴き返してみると、自然な感じで沁みこんできました。

派手な(過剰な)ところのない音楽なので、意識していないとサラっと流れていってしまいますが、よく聴くとかなり注意深く作りこまれた音楽であることがわかります。楽曲の構成にしても、楽器の使い方にしても。シンセによる冷んやりとしたオーケストレーション、打ち込みのリズム、ギター、ピアノ・・・どのような楽器がどれくらい使われたのか正確にはわかりませんが、全てが控えめで、余白が充分に残されている。余白に満ちている、といってもいいかもしれません。そして何より魅力的なのは、ポール・ブキャナンの歌。抑制されながらも、ソウルフル。上品で穏やかな、やさしさを孕んだ歌声。単純な私には、静かな郊外に住む英国紳士が浮かんできます。

この他のアルバム(20数年で4枚!)も同じく素晴らしいものばかりです。
posted by siesta at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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